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不安而失眠的夜晚:其實是有科學解釋的!

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「數學の公式や英単語はなかなか覚えられないのに、一目惚れした女の子の名前やメールアドレスは一発で覚える」

ing-bottom: 59.38%;">不安而失眠的夜晚:其實是有科學解釋的!

“明明數學公式、英語單詞怎麼都記不住,但一見鍾情的女孩子的名字和電子郵箱地址就一下子記住了”

「仕事で訪れた街の様子をほとんど思い出せなくても、宿泊先のホテルのエレベーターの故障で閉じ込められたときの記憶だけはっきりと覚えている」

“就算幾乎想不起來工作時前往的那條街道的樣子,但卻清楚記得在下榻酒店因故障被關在電梯裏的事情”

あるある、とうなずいた方も多いと思うが、一般的に強い情動(感情)を伴うエピソードほど鮮明に記憶に留まることが知られている。

相信許多人都有過以上類似的經歷,可知一般來說,伴隨着強烈情感的情景,會在人們的腦海中留下抹不去的記憶。

私たちは日々多くの出來事に遭遇するが全てを記憶していては脳のキャパを超えてしまう。通勤途中の何気ない風景、電車で向かい合った乗客の顔、ツマラナイTV番組など忘れても支障がないエピソードは數時間ほどで記憶から消えてしまう。

我們每天要遭遇許許多多的事情,如果全都留在記憶裏,腦容量根本存不下。上班路上不經意間看到的風景、在地鐵裏對面乘客的面容、無趣的電視節目等那些就算忘了也對生活沒妨礙的事情,沒幾個小時就會從記憶裏消失了。

一方、記憶の一部は長期間にわたって殘る。大事なエピソードを取捨選択し、長期間、時には生涯にわたって持続する長期記憶へと変える役割を果たしているのが脳の中にある海馬である。この脳內作業は「記憶の固定」とも呼ばれる。強い恐怖や喜びなどを伴うエピソードの場合は、情動に関わる脳內迴路が海馬に働きかけて記憶の固定作業を促すことが分かっている。情動に結びついた確固たる記憶であることから情動記憶とも呼ぶ。

另一方面,一部分記憶被長期保存着。選擇取捨重要的事情,發揮長時期、甚至一生的長時記憶進行存儲功能的便是腦內的海馬體。這種腦內表現被稱之爲“記憶的鞏固”。伴隨着強烈恐懼或喜悅的情景,會使得與情動相關的腦內迴路促進海馬體工作而將記憶進行鞏固。而與情動相連的固定記憶,被稱爲情動記憶。

この情動記憶、時には忘れたくても忘れられない忌まわしい記憶となって人を悩ますこともある。「心的外傷後ストレス障害(Post-Traumatic Stress Disorder、PTSD)」はその代表である。

這類情動記憶,常常成爲想忘卻忘不掉的不愉快記憶,困擾着人類。其中,“創傷後應激障礙(PTSD)”便是具有代表性的記憶之一。

學習後に眠ったほうが記憶に殘る

在學習後睡眠,更容易記得牢

PTSDでは大震災や水害、交通事故、幼児期の虐待、性的暴力などの過去のトラウマ體験を思い出させるような場面や音聲をトリガーにして、強烈な恐怖感が湧き上がる。このフラッシュバックと呼ばれる現象のために行動半徑が狹まったり、うつ気分や不安感が長期間にわたって殘るなどして生活の質が大きく低下してしまう。

所謂PTSD,即指在經歷過大地震、水災、交通事故、幼兒期受到虐待、性暴力等創傷後,當類似的場景或聲音出現時,會導致人產生強烈的恐懼感。這種被稱爲閃回的現象,會讓人舉止侷促,並長時期處於憂慮、不安的情緒中,生活質量大打折扣。

PTSDを引き起こすようなトラウマ體験の直後には強い不眠が生じることが多い。辛い體験によるごく當たり前のストレス反応だと考えられてきたが、実はこの強い不眠はトラウマ記憶をできるだけ固定しないように一役買っているのではないかと考える研究者がいる。ちょっと唐突に聞こえるかもしれないが、「學習後の睡眠で記憶が向上する」ことを考えるとそれなりに説得力のある仮説である。

人在經歷了引起PTSD的創傷之後,大多會導致嚴重的失眠。雖然這種艱辛的遭遇被當作是理所當然的壓力反應,但有研究者表示,其實嚴重失眠是在主動承擔着儘可能不要被鞏固那些記憶的作用。聽起來可能有些冒昧,“在學習後睡眠,更容易記得牢”這種考量,是一種具有一定說服力的假設。

「睡眠で記憶が向上する」といってもいわゆる「睡眠學習」ではない。一般的に睡眠學習とは睡眠中に新たな事柄を學習(記憶)することをさし、殘念ながら科學的に効果が実証された睡眠學習法は現在まで見つかっていない。それに対して「睡眠で記憶が向上する」とは覚醒中に獲得した記憶を睡眠中にしっかりと固定する現象をさす。

“睡眠有助於記憶”話雖這麼說,但並不是所謂的“睡眠學習”。一般來說,睡眠學習指的是在睡眠中學習(記憶)新的事物,但遺憾的是,從科學性來說,至今尚未找到能被證明有效果的睡眠學習法。而相對的,“睡眠有助於記憶”指的是在覺醒時所獲得的記憶,能在睡眠中進行加強鞏固的現象。

睡眠と記憶の研究は1990年代後半から活発になり、2000年代に入って多數のユニークな研究が行われた。現在科學的に証明されているのは、同じ學習をして同じ時間経過後にテストをした場合、學習後にいったん睡眠をとった方が起き続けているよりも成績が良いということである。

睡眠與記憶的研究在1990年代後半開始活躍起來,進入2000年代之後,各種獨特的研究紛至沓來。現在已被科學證明的是,一樣學習並經過相同的時間後進行測試,學習後去睡一覺的人比一直醒着的人成績要好。

例えば、朝に無関係な単語のペアを多數記憶し、8時間後の夕方に片方の単語からペア語を思い出すテストを受けるグループと、夜に記憶してからいったん眠り、8時間後の朝にテストを受けるグループでは、後者の方が成績は良い。

例如,某個小組在早上背誦無關聯的單詞配對,8小時後的黃昏,接受從一個單詞聯想到配對單詞的測試,與在夜晚背誦後睡一覺,在8小時後的早晨接受測試的小組相比,後者的成績更好。

睡眠中に脳が復習していた

睡覺時,腦內在複習

朝に記憶したグループではテストまでの8時間の間に何度も復習できるのだから成績がよくなりそうなものだがそうではないのである。実験動物の脳で學習後の睡眠中の海馬の神経細胞を観察した研究では、覚醒中に學習しているときと同じパターンで活動しているのが観察されている。これはリプレイ現象と呼ばれ、文字通り睡眠中に記憶に関わる神経細胞が復習しているわけである。しかも、覚醒中のように他の雑念が入らないので効率が良い。

在早上進行背誦記憶的小組,看似在到考試前的8小時內,可以多次複習,成績會更優秀,並非如此。在動物腦體實驗中,觀察學習後睡眠中的海馬體神經細胞的研究表明,發現睡着後的活動模式和覺醒時在學習時是一樣的。這被稱爲重演現象,如文字所示,睡覺時與記憶相關的神經細胞正在進行復習的工作。而且,比起醒着的時候,雜念少、效率高。

単語や出來事の記憶はその內容を言葉で説明できるという點から陳述記憶と呼ばれる。対してピアノの指使いや平均臺上でのバランス感覚など言葉で説明できない記憶は非陳述記憶と呼ばれ、その固定にも睡眠は有効であることが分かっている。

單詞、發生的事情這類記憶的內容,是可以用語言說明的,所以被稱爲陳述性記憶。相對的,鋼琴的演繹指法、在平衡木上的平衡感等無法用語言進行說明的記憶,則被稱爲非陳述性記憶,睡眠也會對它們產生有效的鞏固作用。

さらに、睡眠中には大事な記憶を固定するのと同時に、必要性が低くなった記憶を消去しているらしい。実際、學習後の睡眠中に海馬や大脳皮質における神経細胞間の接合部の大きさや數を計測すると、新たに増える部分もあれば、逆に減ってしまう部分もあることが分かっている。不要になった神経連絡を消去する作業は「刈り込み」と呼ばれ、限られた脳機能を効率よく使うための方法らしい。

而且,睡着的時候,在鞏固重要記憶的同時,還能消除不被需要的記憶。實際上,在測量學習後睡眠中海馬體和大腦皮層神經細胞之間結合部位的大小和數量可以得知,既有新增的部分,也有減少的部分。消除不必要神經聯絡的工作,被稱爲“修整”,是一種有效利用有限腦功能的方法。

話をPTSDに戻すと、強烈でネガティブな情動體験をした直後に睡眠を十分にとると、忌まわしい記憶がしっかりと長期に固定されてしまう。トラウマを経験した人が不安を抱えながら眠れぬ夜を過ごすのはとても辛いことだが、少なくとも記憶固定を弱める効果は期待できるのではないかと一部の研究者は考えているわけである。

咱們再說回PTSD症狀,在經歷了強烈的消極情動之後,要是睡太飽,那麼那些不愉快的記憶就會牢牢地、長期地固定下來。雖然人在經歷了創傷後,懷着不安的情緒度過失眠之夜非常痛苦,但一部分研究者表示,至少可以讓記憶鞏固的效果減弱。

不安で眠れぬ夜にも意味がある。そのように考えるといささかでも気分が楽になるだろうか。

因不安而不眠的夜晚,也是有意義的。若能這樣想,興許能讓心情輕鬆一點吧。

翻譯爲滬江日語原創,禁止轉載。

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