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夏之物語:牽牛花(3/3)

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ヒント:虎斑  暫らく  やや

padding-bottom: 65.78%;">夏之物語:牽牛花(3/3)

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私は空いているほうの手で、それを追ったが、どうしても避けない。私は阪の途中でちょっと立ち止まった。と同時に今まで飛んでいた虻は身を逆さに花の芯に深く入って蜜を吸い始めた。丸みのある虎斑の尻の先が息でもするように動いている。暫らくすると虻は飛び込んだ時とは反対にやや不器用な身振りで芯から抜け出すと、すぐ次の花に。そしてさらに次の花に身と逆さにして入り、一通り蜜を吸うと何の未練もなく、どこかへ飛んで行ってしまった。虻にとっては朝顔だけで、私という人間は全く眼中になかったわけである。そういう虻に対し、私は何か親近を覚え、楽しい気分になった。

我用空着的一隻手趕,卻怎麼也趕不走。我索性在坡道上停了下來。不料幾乎在同時,那隻飛着的牛虻倒轉身體深深地扎到花蕊中吸起蜜來,那圓圓的虎斑色屁股尖部像在呼吸似的動着。過了一會兒,與飛入的時候相反,牛虻略顯笨拙地從花蕊中抽出身來,馬上又倒轉扎入另一個花蕊,然後又是另一個花蕊。吸了一通蜜後,它毫不留戀地飛走了。對於牛虻來說只有牽牛花而已,我整個人完全沒有在它的眼裏。不知怎的,我對這隻牛虻產生了一種親切感,心情也變得愉快了。

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